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Posted by あしたさぬき.JP at

2009年11月30日

移行事例 4

ちょっと忙しくて、久しぶりの更新になりました。
では。

<会社概要>
製造及び販売業  正社員:約170人
平均年齢:約42歳  平均勤続年数:約20年
○従業員の年齢構成のバランスが悪く、退職者が重なるので一時金支給負担の準備をしておきたい


<制度改定の目的>
○適格退職年金の資産内容の悪化とそれに伴う掛金の負担増の解消


<移行パターン>
  旧制度              新制度
適格退職年金   移行→  確定拠出年金(70%)
            移行→   退職一時金(30%)


<特徴的な点>
○従業員の同意を得るために、会社代表と組合代表の公開討論会を実施した


<選択理由>
○過去勤務債務の費用負担増加を回避
○掛金負担の固定化および費用負担見通しの明確化


<制度改定後の状況>
○制度改定の労使折衝により、組合も会社の実情や制度の内容の認識を深めた
その結果、従業員全体の問題意識が高まった


社内でプロジェクトチームを作ったり、組合との折衝をしたりで導入まで約3年かかりました。
これから見直しをしようという会社は、適格退職年金の移行には時間がけっこうかかるということを認識してください。
(退職金制度の問題は、会社でなんとかしていかなければならない問題ですから)
  


Posted by たまちゃん at 08:57Comments(0)