2009年09月18日

ご相談事例です

明日からシルバーウィークなので、次に書くのは24日(木)でしょうか。
休み前に序盤のまとめを・・・

ご相談事例をいくつか紹介します。

1.歯科医院さん
医院を立ち上げて数年、事業も軌道に乗ってきました。
スタッフの福利厚生のことも考えて、退職金制度を作りたいと考えました。
若いスタッフが多いので、確定拠出年金(DC)に関心があります。

こうした新しい会社の経営者や若い経営者の方は、確定拠出年金(DC)が気になるみたいです。
まだ会社の歴史が浅い会社は、中小企業退職金共済(中退共)を勧められがちですが、よく考えて。

スタッフの運用期間が長いのであれば、充分選択肢になってきますよ、確定拠出年金(DC)は。


2.運送会社さん
会社は30年以上経営しています。
従業員も50人ぐらいです。
適格退職年金(適年)制度の移行で頭を痛めているのは、若い後継者予定の専務さん。
しかし、現経営者はじめ他の役員は年配方々で、なかなか説得ができません。

適格退職年金(適年)制度の移行は、平成24年3月31日まで
もう2年半を切っています。待ったなし状態です。
ただこの会社のように、担当役員は気になっているんですが、トップが動かないケースもあります。

しかし、もう情報収集の時期ではないような気がします。
適格退職年金(適年)制度の移行には、半年から1年かかります
そろそろ対応した方がいいのでは・・・

3.建設会社さん
すでに適格退職年金(適年)制度の移行は終えました。
けど、いまひとつ理解できず、とりあえず移行したという感じ。
ほんとうにこれでいいのかなって思っています。

中退共や生命保険でカバーするというケースでした。
移行の時は、確定給付企業年金(DB)は検討もなかったとのこと。
会社が思っている退職金制度と、財源としての退職金がプールできるかどうか。

もちろん再考もありですよ。


このように「ちょっと教えてほしい」という相談もあります。
僕が感じることは、
①会社には情報が少ないということ
②それぞれの制度の仕組みや、メリット・デメリットを教えてほしいってこと
③金融商品の内容や、投資のリスク・リターンがよくわからないってこと

適格退職年金(適年)制度の移行は、単に「別の制度にお金を移せばいい」というものではありません。
これをきっかけに、会社の退職金制度の在り方や、金融や経済のこと・投資のこと・従業員のライフプランやリタイアメントプランのことも考えていくべきです。

世の中は変わってきています。
適格退職年金(適年)制度ができた40年前とは違います。
終身雇用も年功序列賃金制度も変わりつつあります。

会社も考え方を柔軟にしていきませんか?

つづく




Posted by たまちゃん at 10:35│Comments(2)
この記事へのコメント
こんばんは。
小さい会社の経営者があまり得意じゃない分野です・・・。
先生のような方にサポートしていただけたら有り難いです。
Posted by ユキ子@リセット at 2009年09月23日 19:11
ユキ子@リセットさんへ

経営者の方は、なかなかバックヤードまでは集中できませんから。
いつでも力になりますよ。
Posted by たまちゃん at 2009年09月24日 11:44
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ご相談事例です
    コメント(2)