2007年12月23日

年金について(その1)

シリーズものではありませんが、年金について書いていこうと思います。

今年、一番ホットな話題といえるでしょう、年金。
「まさか国(社会保険庁)が、こんな管理だったなんて・・・」って思いますよね。

法律では、原則25年間保険料を納めていないと年金を支給してもらえません。
「だったら、もっときちんと管理するのは当たり前だろ」
おっしゃるとおり。

安倍さんが言っていたように、最後の一人まできちんと見つけ出すなんて、まず不可能と思います。
福田さんのように、大した問題じゃないと言うのも、どうかと思いますが・・・

もう一つの問題は、年金って申請主義なんですよ。
だから、自分から申請しないと何も始まらない。
「60歳の誕生日が来たから、ほっておいても年金が振り込まれる」なんて思っていませんか?
国(社会保険庁)はみなさんの通帳の口座番号なんて知りませんよ。
だから、年金の裁定請求書で請求しないと。

先日、70歳代の方が相談に来られました。
20歳の頃、勤めていたがその時の記録が年金の支給に反映されていない、と。
で、社会保険事務所に問い合わせをしたが、当時勤めていた会社名を言わないと、本人だと認めてくれないのです。
しかし、どうしても会社名が思い出せず、結局支給してくれない、とのこと。

社会保険事務所では、申請主義なので本人が当時勤めていた会社を思い出してくれないと、本人と認めてくれません。
だから社会保険事務所では、まず間違いなく本人に間違いないだろうという証拠が出てこないとダメなのです。

今回は、僕がいろいろ当時の状況をヒアリングさせてもらいました。
業種、仕事内容、勤めていた場所、その会社の組織形態など。
結果、思い出してくれることができて、その方は60歳からの年金が約10年分さかのぼって支給されることになりそうです。
10年分って大きいですよ。
よかったです。

このように、年金は申請主義で自分が動かないと何も始まらないってことを覚えておきましょう。




Posted by たまちゃん at 08:43│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
年金について(その1)
    コメント(0)