2009年11月13日

移行事例 2

昨日に引き続き、今回も、確定給付企業年金(DB)の移行事例です。

<会社概要>
小売業  正社員:約160人
平均年齢:約40歳  平均勤続年数:約20年
中途入社者が多いが、定年まで勤務する者が多い


<制度改定の目的>
市場の動向、運用状況に影響されない制度の構築


<移行パターン>
 旧制度           新制度

適格退職年金   移行→  確定給付企業年金(DB)


退職一時金    移行→  確定拠出年金(DC) 


上が会社都合での退職、下が自己都合での退職です


<特徴的な点>
○確定給付企業年金(DB)にキャッシュバランスプランを採用し、金融情勢の変化に、ある程度対応可能な設計への変更
○新旧制度の相違点が小さい移行先制度、給付設計選択による制度改定の円滑化


<選択理由>
○旧制度と新制度の給付体系について極力変更を避け、制度改定に対する従業員の同意を得やすく配慮した結果、確定給付企業年金(DB)を選択
○財務面への対策から、確定給付企業年金(DB)はキャッシュバランスプランでの給付設計とし、制度の一部に確定拠出年金(DC)を採用


<制度改定後の状況>
改定実施前は確定拠出年金(DC)での資産運用に対する強い不安が従業員にみられたが、実際に導入した後は「想像していたよりもよい制度である」との認識が広がり、積極的な運用を行っている


つづく


四国企業年金設計 玉岡




Posted by たまちゃん at 15:04│Comments(2)
この記事へのコメント
ホームページ拝見しました。。。
新聞に執筆されたり講師をされてたり・・・すごい先生だったんですね~

先日は、ゆっくりお話することができ、誠実な方だと感じていました。。。
これからも色々 教えて下さいね。。。
Posted by ラピス at 2009年11月13日 16:50
ラピスさんへ

教えるもなにも、僕もいろいろと勉強させていただいています。
これからもいっしょにがんばっていきましょう!
Posted by たまちゃん at 2009年11月13日 17:00
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移行事例 2
    コメント(2)